さよならメタセコイア!

由布院温泉が今よりずっとずっと無名で、観光地としても、温泉地としても知られていなかった1962年ごろ、当時の駅長さんが駅舎のそばに小さな苗木を植えたそうです。

高さ1メートルほどのメタセコイア(あけぼの杉)の苗木。

以来約半世紀。 湯布院が全国区の観光地となり、由布院温泉が全国一、二を争う人気温泉地となる過程をずっとずっと見守ってきたメタセコイア。 その高さは25メートルにもなりました。

駅前2

由布院温泉の玄関口にあり、シンボル的な存在のこのメタセコイアの木でしたが、枯れ始めてきたことと、由布院駅の駅舎増築の計画が進みつつあることを理由に昨日1月27日、木に感謝をささげる催しののち伐採されました。

伐採作業は夜間行われましたが、なんだか寂しさを抑えきれずに様子を見に行って来ました。

メタセコイア1

メタセコイア2

翌朝見に行くと、大きな切り株だけが残されていました。

メタセコイア4

仕方の無いこととはいえ、そこに在ったものが姿を消すのは本当に寂しいことです。

ただ、切り倒された幹の部分は、工芸品として生まれ変わり、形を変えてまた湯布院のあちらこちらで住民や観光客の方と再会する予定だとのことです。

それはそれで楽しみなことであります。

(記念に切れっぱしが欲しいのですが…個人的に…)と、JRの職員さんに声を掛けると、ニコニコしながらわざわざ輪切りにしてくれたのがこれ!

メタセコイア3

さて、我が家にやってきたメタセコイアはどんなふうに形を変えて生まれ変わるのでしょうか?(笑)

 

カテゴリー: 未分類 パーマリンク